現在の労働者派遣では高度技術の進展・就業構造の多様化などにより、即戦力になる人材や、一時的な人員補充、特殊なプロジェクトを遂行するための人材を企業が欲しいということから市場が大きく広がってきており、全国で252万人(平成25年 厚生労働省発表)が派遣社員として業務を行っているといわれています。
人材派遣とは『自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させること』を言い、右図のような関係を言います。
また、当社ではスタッフと当社との雇用形態を正社員とする特定人材派遣(常用・正社員型)を採用しております。正社員型派遣では当社の正社員のまま、派遣先の業務を行っていただくという形で、いわば出向社員のようなものです。
派遣社員には正社員(派遣会社以外の正社員)にはない特徴があります
1.の仕事内容や勤務地などの自由度が大きいという点の他に、特定できるという点もあります。 一般的に、正規職員になった場合には、企業を選べても配属部署、勤務地までは選べないということがほとんどです。それに比べ、派遣社員ではある程度の事前に選択ができ、また特定できるという点があります。
当社では派遣社員でのメリットの最大化、デメリットの最小化を図るために様々なシステムで対応しています
1.の将来的に不安に対しては、派遣先企業様への転籍に関して許可をするという点で対応しています。派遣先企業様で就業している際に、派遣先企業様の正社員になりたいという場合に関して、派遣先企業様への転籍を許可しています。
2.の重要な仕事(プロジェクト)を任してもらえないという点に関しては、1.の転籍可という当社のスタイルにより対応しております。これは、今までの『派遣社員は一時的な人材補充』という概念ではなく、『将来の社員(仲間)』という考えで派遣先企業様から見ていただけるからです。
3.については事実です。長期的(10、20年)に考えた場合には、派遣先正社員になった方が給与面は良いと考えます。しかしながら短、中期的に考えれば派遣社員の給与面も劣りません。